コロナ・アフターケア外来を2月15日から開設します。
2020年,新型コロナウイルス感染症が日本のみならず全世界で猛威をふるい,岡山県を含めた中国地方もその例外ではありません。新型コロナウイルス感染症罹患後の問題を抱えている患者さんも多く,海外の報告では罹患後の半数以上の患者さんに,全身倦怠感や睡眠障害,不安・抑うつなどの症状が出現しており,適切な医療のサポートが必要な方もいます。また,その症状は多種多様で,診療は複雑となっているため,診療体制の整った環境で,体系的に診断・治療を行うことが重要です。
岡山大学病院総合内科・総合診療科のコロナ・アフターケア外来では,新型コロナウイルス感染症罹患後の種々の症状に悩む患者さん,ならびにその担当医からの紹介の受け皿となり,診療方針の決定とマネージメントを総合的に行い,地域の医療機関とも連携して患者さんの診療を円滑に行います。大学病院ならではの専門的な検査や他診療科との連携を生かし,総合内科・総合診療科が中心となって診断・治療にあたります。
診療体制
- 診療日:毎週月・火曜日 ※予約制,かかりつけ医からの紹介状が必要
- 担当医 ※医師の指定はできません
受診当日に持参いただくもの
- かかりつけ医からの紹介状
- 保険証
受診までの流れ
患者さんからの直接の予約は受け付けていません。受診には,以下を記載したかかりつけ医からの紹介状が必要です。
◆新型コロナウイルス発症日
◆新型コロナウイルス感染症発症後,1カ月が経過したこと
◆受診時点で発熱・のどの痛み・咳・鼻水などがないこと
※医療機関の方へ
コロナ・アフターケア外来への予約の際は,上記の内容を紹介状に記載し,総合患者支援センター初診予約担当にFAX(086-235-6761)してください(TEL: 086-235-7205)。
注意事項
新型コロナウイルス感染症は発症後数週間経過すれば,PCR検査で陰性を確認していなくても他者に感染させるリスクはないと報告されています。
ただし,マスク着用,手指衛生といった通常の感染予防は大切です。